本ページはプロモーションが含まれています
【メンタルヘルス】 リワーク復職支援とメンタルに関するオススメ本
- 休職中だが復職に向けて考えている方
- 復職と休職を繰り返している方
- メンタルに関して参考図書が知りたい方
- 休職してからやっと生活リズムが整ってきたので復職に向けて準備したいが何をすればいいの?
- 復職してもすぐにメンタルダウンして再び休職。どうにか改善したい!
- メンタルに関するオススメの本はどれですか?
この記事は上記に関する悩みを解決します。
こんにちは。人生潤いが一番、うるおい(@uruoi1st )です。
私は過去3度の休職を経験しています。
休職に至った病気はうつ病と適応障害です。
1度目の復職から2度目の休職に至った期間は5年。
2度目の復職から3度目の休職に至った期間は9年。
復職してから数年経過してメンタルはすっかり大丈夫と思っていても、
ふとしたきっかけで再びメンタルダウンしてしまう。
これは職場・生活環境や人間関係の要因もありますが、自分自身の要因もあります。
自分自身の要因を知って、改善策を検討し、実践練習ができるのが「リワーク支援」です。
私は3度目の休職時にリワーク支援施設へ通所しました。
本記事では著者の経験を基に下記のことを順に解説していきます。
先にまとめ・結論です。
- リワーク支援とは「復職に必要な知識を知って、学んで、実践すること」
- リワーク支援の所要期間は「5〜6ヶ月」
- リワーク支援の内容「講座・作業・集団課題・自主活動」の4つ活動を実践
メンタルヘルスに関する記事は下記も参考になります。
作者:うるおい
・会社員しながらブログ、Twitterで発信しています。
・40代会社員、無線通信エンジニア20年以上、海外赴任あり
・結婚21年夫婦
・自宅35年ローン10年で完済
・WordPressテーマ SWELL愛用
◆ブログ
①潤いが一番(シンプルライフ) ②うるおいマネー(お金)
◆Twitter
@uruoi1st (シンプルライフ)
@uruoi1stbiz (お金)
リワーク支援について
リワークとは、Return to work、つまり復職という意味です。
復職に必要な知識を知って、学んで、実践することができる施設が日本全国にあります。
私がリワーク支援施設に通った目的は「再休職をせず、安定して働ける知識と経験を得る事」でした。
その目的はいまのところ達成しております。
リワーク支援のスケジュール
流れは以下の通りです。
全部で9ステップ。
所要期間は5〜6ヶ月(準備1〜2月、体験1ヶ月、本格支援3ヶ月)
結構な時間がかかりますので余裕を持って臨んでください。
電話で申し込みます。
私の場合、申込の電話予約を入れてから説明会参加まで2週間かかりました。
応募者殺到している世の中ということです。
会社、主治医、本人の同意を持って通所が可能となる施設でした。
そのため、会社側および主治医の同意書にサインが必要でしたので、会社へ連絡したり、病院を予約して主治医へ説明、サインを受領する対応を行いました。
落ち着いて着実に実施してください。
資料収集が完了したら施設に申し込み参加する旨を電話連絡をします。
そうすると申し込み日を指定されますので、資料を持って行きます。
私の場合、説明会から1週間で申し込みに行くことができました。
収集した資料を提出します。
申し込みしてから1週間後に面談を実施。
申し込みしてから1週間後にカウンセラーと面接を実施。
先ずは過去、現在の状況を伝えて、何が必要かを知ってもらう面接となります。
その後、カウンセラーが必要なカリキュラムを考えていただき、2度目の面接を行います。
いきなり本格支援に入らず、お試し期間が4週間ありました。
このフェーズで規則正しい生活リズムが求められます。
朝9時からの講座や集団課題などに参加する必要があるからです。
体験フェーズが終わったら、晴れて本格支援フェーズに移ります。
期間は12週間。
本格支援が残り少ない日数となったら、リワーク支援に関する終了報告書を作成し、会社側へ説明を行います。
リワーク支援を通じて、当初たてた目的が達成しているかを会社側は判断するためです。
会社側は上司、産業医、保健士、総務人事部門が参加。
カウンセラーも参加しました。
本格支援12週間が終わり、卒業となります。
一日のスケジュール例は以下の通りです。
時間 | 内容 |
---|---|
〜9:00 | リワーク支援施設まで通所。または会社最寄り駅まで通勤練習。 |
9:00-10:00 | 自主活動(体調チェック表、今日の活動記録票の記入など) |
10:00-12:00 | プログラムに出席 |
12:00-13:00 | 昼食 |
13:00-15:00 | プログラムに出席 |
15:00-17:30 | 自主活動(今日の活動記録票の記入など)または帰宅 |
リワーク支援の内容
リワーク支援施設によって内容は異なりますが、私が通った施設の内容になります。
大きく4つの活動があります。
また、専門のカウンセラーが1人ついてくれて、営業時間内に相談やカウンセリングをしていただけます。
講座
目的は2つ。
- 復職に必要な基礎知識を得ること
- 得た知識の活用方法を検討すること
リワーク支援施設の講師が1回2時間の授業形式となっています。
下記はどんな講座があるかを紹介します。あくまでも一例です。
プログラム名 | 内容 | 目的 |
---|---|---|
職業適性検査 | 一般職業適性検査 | ・検査の結果から自分の得意分野と不得意分野を理解する。 |
ストレス検査 | 検査を通じて、職場で受けるストレスの感じ方、反応、対応を分析する | ・結果から自分のストレス状況や対処方法を自己診断する。 ・今後のストレス対処法の検討に役立てる。 |
ストレスへの気付き | 自分の抱えるストレスを整理するため、ストレスに関する基礎知識を学ぶ | ・ストレスがもたらす影響を知り、これまでのストレス状況を整理し、把握する。 ・ストレス対処法を考えるためにエゴグラムの結果を活用する。 |
リラクゼーション | ストレスやリラックスの状態が心身に及ぼす影響について学び、リラックスの方法を共有・紹介する | ・自分の状態(楽しさ、疲労、緊張、心地よさ、ストレスなど)に気づく。 ・リラクゼーションの性質と活用方法を知る。 ・自分にあったリラクゼーション法やストレス対処を考える。 |
職場復帰の課題整理 | ワークシートを活用し、これまでの経験について振り返りを行う | ・自分の現状を理解し、復職への課題を整理する。 ・この作業による疲労・気分の変化を理解する。 |
生活リスムマネジメント | 生活リズムの安定が再発予防の基本であることを理解し、生活リズムを構築するための基礎知識について紹介する | ・生活リズムの安定に取り組む意義について理解する ・睡眠・運動・食事・セルフケアなどについての基本的な知識を得る |
アサーション | アサーティブなコミュニケーション方法について学ぶ | ・アサーションにおける自己表現タイプを知り、自分も相手も大切にしたコミュニケーションスキルを学ぶ ・今後の自分のコミュニケーションに役立てる |
認知行動療法 | コラム法を活用し、自分の考え方の傾向について理解を深め、考え方の幅を広げるための知識を学ぶ | ・自分の認知のクセを理解して、ストレスを溜めないために柔軟な思考を考えることができるようにする |
アンガーマネジメント | 自分自身の怒りを理解し、ポジティブなものへ変換していく内容を学ぶ | ・怒りの生じる仕組みを理解し、自分の怒りの傾向を把握する ・怒りのマネジメントするためのヒントを得て、心身の健康とより良い人間関係に役立てる |
キャリア(仕事への向き合い方) | 自身の傾向や特徴を知り、自己理解を深めるための自己分析ワークを実施する | ・キャリアに関する自己分析のワークを通じて、仕事への向き合い方を考える |
マインドフルネス | マインドフルネスの基本的な考え方、実践方法について学ぶ | ・マインドフルネスの基本的知識を知る 実際にやってみる 日常生活に取り入れてみる |
作業
目的は2つ。
- 単純作業を通じて、疲労・集中・気分などの自分の心身の変化を確認すること
- 必要な休憩方法やそのとり方(手段や頻度)について検討する
時間は1回2時間
プログラム名 | 内容 | 目的 |
---|---|---|
数値チェック | 請求書の誤りをチェックし、訂正する | ・事務作業遂行上必要な理解力、集中力などの自己チェックを行い、向上する ・休憩の手段、タイミングや頻度を検討する |
数値チェックアドバンス | 数値チェック作業を決められた時間内に指定枚数をミスのないように実施する | ・ノルマや他者対応のある作業を実施し、集中度・疲労や気分の変化を自己把握する |
物品請求書 | 物品購入のための請求書よを作成する | ・事務作業遂行上必要な理解力、集中力などの自己チェックを行い、向上する ・休憩の手段、タイミングや頻度を検討する |
作業日報集計 | 指示された日時・作業者に関する作業日報を集計し、不良率なども算出する | ・事務作業遂行上必要な理解力、集中力などの自己チェックを行い、向上する ・休憩の手段、タイミングや頻度を検討する |
マス計算 | マスカケ計算(足し算・引き算)を行う | ・事務作業遂行上必要な理解力、集中力などの自己チェックを行い、向上する ・休憩の手段、タイミングや頻度を検討する |
計算ドリル | 簡単な計算を行う | ・事務作業遂行上必要な理解力、集中力などの自己チェックを行い、向上する ・休憩の手段、タイミングや頻度を検討する |
集団課題
目的は3つ。
- 他者の話や経験から学ぶ
- 様々なコミュニケーションを経験する
- コミュニケーションのとり方について検討する
時間は1回2時間〜5.5時間と変形的でした。
プログラム名 | 内容 | 目的 |
---|---|---|
アサーション・ロールプレイ | アサーティブな表現についてロールプレイを行い、意見交換をする | ・復職前および復職後に想定されるストレス場面のロールプレイを経験することで、その時の感情や気持ちに気づくと共に、より適切な自己表現を練習する |
コミュニケーションワーク | 小グループでブレインストーミングを行い、基本的なコミュニケーションの練習をする | ・基本的なコミュニケーションを学ぶ ・コミュニケーションを通じて、他者の多様な価値観に気づき、考え方の幅を広げる |
テーマ討論 | 小グループで話し合いをする | ・自分自身のコミュニケーションパターンに気づき、相手の話す内容やその気持を理解し、自分の考えや気持ちを伝える練習を実践する |
チームタスク | チーム内で役割を担い、個人作業や集団作業を行う | ・復職後を想定し、負荷のかかる環境下、決められた時間の中で一定の成果を発揮できるよう、適切なコミュニケーションを取りながら、チームで作業を行う練習をする |
自主活動
目的は2つ。
- セルフマネジメントの向上を目指す。
- 職場復帰に関する個別の課題に担当カウンセラーと相談しながら取り組む
プログラム名 | 内容 | 目的 |
---|---|---|
セルフマネジメント課題 | 一定の期間内でデータ分析や企画書作成などの課題を作業計画を立てて実践する。グループで作成内容の発表や振り返りを実践する。 | ・リワーク活動を通じて学習した内容や検討したことを実践する。 ・復職後のリハーサル、学習内容の行動習慣化を目指し、自分の取り組む課題を再確認する。 |
その他 | 以下は例です。 ・休職経緯を整理する ・メンタルに関する書物を読んで、要約する ・職場復帰のための取り組みをまとめる ・復職後の職務に関する勉強をする ・事務作業やOA作業などを実施する ・職場まで電車通勤を実践する | ・自分の回復状況や課題から今の段階で何をするべきかをカウンセラーと相談して決める。 ・計画を立てる。 ・当日の疲労、気分を見える化する。 ・振り返りを行い、疲労や気分にあった課題の取り組みができているか、実行可能な計画が立てられているかを確認する。 |
リワーク支援施設の特徴
本名は明かされない
プライバシー確保のため、本名は明かされません。利用者番号やその場限りのニックネームを決めて呼び合います
リワーク支援施設内で作られた人間関係は施設内限り
プライバシー確保のためです。
一緒にご飯を食べに言ったり、連絡先を交換することはご法度です。
知り得た他の利用者の情報は秘密
プライバシー確保のためです。
リワーク復職支援施設
全国に色々とリワーク復職支援施設はあります。
まずは相談、見学に行ってみるのがおすすめです。
メンタルに関するオススメ本
リワーク支援のカリキュラムで参考図書とされていた本や私が実際に読んで良かった本を紹介します。
まとめ
- リワーク支援とは「復職に必要な知識を知って、学んで、実践すること」
- リワーク支援の所要期間は「5〜6ヶ月」
- リワーク支援の内容「講座・作業・集団課題・自主活動」の4つ活動を実践
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
メンタルヘルスに関しては下記の記事も参考になります。
下記のランキングに参加しています。良ければクリックしていただけると励みになります!
シンプルライフランキング